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11.192016
気管支炎と鍼灸
こんにちは。中野アイルはりきゅう院の三浦です(*^-^*)
最近当院にご来院の患者様で、気管支炎になってしまったという方が増えております。
気管支炎になると咳が止まらなかったり、痰が絡んだり苦しいですよね。
今日はそんな気管支炎にも鍼灸が適応であることをお伝えしたいと思います。
気管支炎は、鍼灸適応症の一つとして、WHO(世界保健機関) においてその治療効果が認められています。
気管支炎には慢性のものと急性のものがありますが、急性気管支炎の場合には、インフルエンザ・細菌・ウイルス、 喫煙、大気汚染などが原因となって発症します。
慢性気管支炎は、細菌や大気汚染、喫煙が原因となることもありますが、加齢や免疫力低下の影響も大きいと言われています。
気管支炎とは気道の炎症が気管支にまで進行したもので、風邪で上気道が急性炎症を起こし、そこから枝分かれした太い気道(気管支)まで炎症が及んで、咳・痰をともなうようになります。
気管支内面のカベが炎症を起こして腫れ、粘液が増えて気道が狭くなり、肺に出入りする空気の流れが妨げられて呼吸が苦しくなることも頻繁にあるようです。
呼吸の阻害が大きいと息切れを起こすことがあり、咳のあとに喘息が起こることもあります。
咳・痰・発熱・食欲不振・全身の倦怠感・胸の不快感などの症状が多く、そこからさらに細菌に二次感染すると肺炎(肺胞や、その周辺組織に発生する感染性)の危険性も疑われます。
東洋医学において咳や喘息は、「肺経・脾経・腎経」と呼ばれる経絡(ツボ)が深く関わっているとされていて、
「天突」(てんとつ)、「中府」(ちゅうふ)、「太淵」(たいえん)、「足三里」(あしさんり)、「定喘」(ていぜん)、「肺兪」(はいゆ)、「風門」(ふうもん)などのツボを使って治療していきます。
もちろん人によって体質は様々ですので、上記に挙げたツボを必ずしも全員の人に使うわけではなく、その人の体の状態をよく診てその人の体質にあった施術を行います。
急性なのか慢性なのか、五臓六腑の強弱、全身の血流などを診ながら、患者様一人一人に合った施術を行います。
鍼灸治療では、さらに自律神経のバランスを整え、免疫力の強化を目的とした治療を行います。
気管支炎にお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
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