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4.242017
五臓六腑の「脾」とは
こんにちは。中野アイルはりきゅう院の三浦です(*^-^*)
桜もあっという間に散り、もうすでに夏日の日もありましたが、皆さま体調はいかがでしょうか?
今日は五臓六腑のお話しの続きです。五臓六腑の「肝」と「心」についてはお話ししましたので、今回は「脾」についてお話しします。
この「脾」とは飲食物を消化吸収し全身に送り届ける役割があります。そして体に必要な栄養素を生成します。
また、「脾」には血が脈外にあふれ出るのを防ぐ役割があります。「脾」が弱ると出血しやすくなります。
東洋医学では「脾は口に開竅する」といわれており、口舌が食べ物の味を感じるのは「脾の気」の作用といわれています。
「脾」が不調になると味覚が減退してしまうのです。
それ以外にも「脾」が不調になると、全身に栄養が供給されなくなり、痩せたり胃下垂や脱肛がおこりやすくなります。
顔面蒼白、身体の冷え、慢性下痢、腹痛、膨満感、身体や四肢が重ダルイなどの症状もおこります。
いかがでしたでしょうか?「肝」や「心」に続いて「脾」も重要な働きをしていることがおわかりいただけたでしょうか?
上記にあげた不調に心当たりのある方は「脾」の不調が原因かもしれません。
「脾」は「湿」を嫌う性質があるので、過剰な水分やお腹が空いていないのに無理に食事をするなどは「脾」の気を損ないます。
「脾」に負担をかけないように食生活をはじめとする生活習慣を心がけましょう。
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